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「仕事好き」と「仕事依存」

一見すると、どっちも一生懸命仕事をしているように見えるのですが。
「仕事好き」と「仕事依存」の心持ちは全然違うように思います。

「仕事好き」は、本当にその仕事が好きで、自ら「この仕事をしたい!」と思って
意欲的にやっている状態だと思うのです。
「仕事依存」というのは、英語だとWorkaholicと言いますが、仕事が好きというより
「仕事に依存」し、「仕事に没頭することで何かから逃避している」状態なのではないか
…と私は思うのです。

アルコールで考えるとわかりやすいかもしれません。

「アルコール好き」は、アルコールそのものを味わいたいから飲む。
「アルコール依存」は、アルコールを味わうことそのものが目的なのではなく、
アルコールという道具を使って何かから逃避している状態、とも言えると思います。

自分はどっちだろう?
と時々考えます。

心理の仕事というのは、現場にもよりますが
何かその人に小さくても良い変化が起こるとそれだけでもこっちも嬉しくなる。
そういう意味では、私は「仕事好き」なのだと思います。

でもその一方で、私生活が苦しい時に「仕事」をすることで
日常生活から逃避していることも、皆無ではないと思うのです。現実は。

だから、厳密には「仕事好き」も「仕事依存」も分けられないケースもあります。
けれど、一つそれを分ける大きな指標があります。
それは、「仕事をしていて楽しいか、つまらないか。」
仕事には義務も付き物でしょうが、義務100%だけど仕方なく没頭している状態なら
それは「仕事依存」「仕事中毒」になってしまうのではないかと思うのです。

皆さんは、どうでしょう?
by s-tamagosan | 2004-07-17 21:17 | お仕事
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